これから婚活・
これから結婚の方
自分の遺伝子を持った子供を保つためには精子が必要です。最近は精液検査だけなら市販検査のキットを使ってスマホでチェックすることもできます。では、わざわざ病院に来てチェックする意味はなんでしょう?当院では、精液検査はもちろんのこと、精子を作っている場所である精巣の診察、超音波検査、精子をつくるために必要なホルモンの検査をお勧めしています。そもそも、精液検査は禁欲期間や体調によって結果が左右されるため毎回同じ数字が出るとは限りません。精液検査の結果をどう理解するか、また子供をつくるためにはどうしたら良いのか、考えるための情報を知るためには、精子を作っているところや、精子を作るためのホルモンのバランスがどうなっているのか知るために、精巣の超音波検査や血液検査が必要になります。また、近年男性不妊の原因と関係が深い、高度精子機能検査も行うことができます。DNA断片化率の検査や、精液の酸化還元電位測定検査は活性酸素による精子のDNAダメージの度合いを測定する検査で、酸化還元電位測定は精液の酸化還元電位(酸化ストレス度)を測定する検査で、数や運動率では評価できない精子の質を評価する検査です。また、自分の染色体を検査することで、お子様が染色体異常となるリスクが高いかどうかを評価することができます。
これからパートナーを探される方、結婚を控え感染症の検査をしておきたいという方は多くいらっしゃいます。感染症の検査では体液や性交渉を介してパートナーに感染してしまう可能性のある感染症を検査します。夫婦揃って不妊治療を行う際に必要なB型肝炎、C型肝炎、梅毒、HIVは血液の検査、尿道炎の原因となる淋菌、クラミジア、マイコプラズマ、ウレアプラズマ、トリコモナスなどの感染症は尿を提出することで検査することができます。結果は1週間ほどでお伝えすることができます。
風疹は妊婦さんが罹ってしまうと、胎児に影響を及ぼしてしまいます。妊娠してから予防接種を受けることはできないため、抗体を持っていない場合には妊娠前に予防接種を受ける必要があります。男性も女性と同様にチェックしておくことが推奨されております。
ブライダルチェック
これから結婚を考えている方や、これから婚活をする方におすすめする検査です。
子供をつくるために知っておくべき自分の体のことに加え、パートナーや生まれてくる子供のために、性交渉によって相手に感染させてしまうような病気がないか、しっかりと調べておくことをお勧めしています。
基本の検査
検査 | 検査内容 | 費用(税込) |
---|---|---|
精液検査 | 一般精液検査 | 6,600円 |
血液検査 | ホルモン(8,800円)、亜鉛(1,500円)、 風疹抗体価(3,500円)、 梅毒・B型肝炎・C型肝炎・HIV(7,000円) |
20,800円 |
尿検査 | 淋菌・クラミジア・トリコモナス・マイコプラズマ | 15,000円 |
超音波検査 | 精巣超音波 | 6,000円 |
値段:48,400円(税込)
別途、初診料・再診料がかかります
追加の検査
こんな方には追加の検査がおすすめです
検査 | 費用(税込) | |
---|---|---|
・精索静脈瘤を指摘されたことがある ・年齢が40歳以上である |
精液検査:高度精液検査(DFI/ORP) | 22,000円 |
これから妊活の方
近年男性不妊という言葉がメディアでもよく取り上げられるようになりましたが、ほとんどの男性は、自分は大丈夫だと思っています。しかし、近年不妊症カップルの割合は増加し、5.5組に1組が不妊症であるとされ、その約半数は男性に原因があると報告されています。
プレコンセプションケアは「妊娠 前の女性とカップルに医学的・行動学的・社会的な保健介入を行うこと」と定義されています。そこでこれからお子様を授かるために、現在自分がどのような状態にあるのか、男性も知っておくべきことをチェックし、お子様を希望されるカップルがどうしたら良いかをアドバイスします。
パートナーと、将来の妊娠・出産やライフプランについて考えてみよう
- パートナーと、将来の妊娠・出産やライフプランについて考えてみよう。
- 適正体重をキープしよう! 肥満は生活習慣病や心血管病の原因となります。また、肥満は男性不妊と 関連することがあります。急なダイエットではなく、バランスのよい食事 と適度な運動を日常生活に取り入れて、健康的なダイエットをこころがけましょう。
- たばこや危険ドラッグ、過度の飲酒はやめよう。 受動喫煙は低出生体重児の原因になることがあります。また、たばこや 危険ドラッグ、過度の飲酒は男性不妊の原因になるため注意が必要です。
- ストレスをためこまない。
- 感染症から自分とパートナーを守る。 (風疹・B型肝炎・C型肝炎・性感染症など)
- ワクチン接種をしよう。 (風疹ワクチン・おたふくかぜワクチン・インフルエンザワクチンなど)
- 自分と家族の病気を知っておこう。 生活習慣病や遺伝性疾患などは、生まれてくる赤ちゃんにも影響を与える 場合があります。自分と家族の病気を知っておきましょう。
- パートナーと一緒に健康管理をしよう! パートナーが将来の健康や妊娠のために食事管理をしていたら、一緒にバ ランスのよい食事をとって健康になりましょう。もし、パートナーに持病 があれば、定期的な通院をすすめ、サポートしましょう。
妊活ドック・プレコンセプションチェック
既に結婚していてこれから妊活を考えている方におすすめする検査です。
子供をつくるために知っておきたいことを検査します。
男性がチェックするべき項目は国立国際医療センターのホームページにも記載されています。
基本の検査
検査 | 検査内容 | 費用(税込) |
---|---|---|
精液検査 | 一般精液検査 | 6,600円 |
血液検査 | ホルモン(8,800円)、亜鉛(1,500円)、 風疹抗体価(3,500円) |
13,800円 |
超音波検査 | 精巣超音波 | 6,000円 |
値段:26,400円(税込)
別途、初診料・再診料がかかります
追加の検査
こんな方には追加の検査がおすすめです
検査 | 費用(税込) | |
---|---|---|
・奥様がおおのたウィメンズクリニック埼玉大宮を受診される方 ・パートナーの年齢が35歳以上 (不妊治療を見据えて) |
血液検査:梅毒・B型肝炎・C型肝炎・HIV | 7,000円 |
・パートナーがクラミジア陽性だった | 尿検査:淋菌・クラミジア・トリコモナス・マイコプラズマ | 15,000円 |
・精索静脈瘤を指摘されたことがある ・現在の年齢が40歳以上 |
精液検査:高度精液検査(DFI/ORP) | 22,000円 |
不妊治療中の方へ
精液の検査
すでに不妊治療をされている方はこれまで何度も精液検査を行っている方もいらっしゃると思います。WHOが設定した基準値を元に、精子の数は問題ない、運動率は大丈夫など、精子の状態は問題ないと言われている方から、数が少ない、運動率が悪いと言われている方まで様々だと思います。数字が問題ないと言われている方は、本当に問題ないのでしょうか?当院では、治療をしていても結果がないのであれば、男性側にもなんらかの問題があるのではないかと考え、少しでも妊娠の確率を上げることができないのか考える必要があります。不妊治療中の方には一般的な精液検査に加え、精子のDNAや酸化ストレスについて知るために、高度精液検査をおすすめしております。
血液検査
精子をつくるために必要なホルモン検査に加え、精子の運動に関係する亜鉛の値、精子の濃度が1ml中に500万以下の高度乏精子症の方の場合には染色体や遺伝子の検査が推奨されています。
タイミング・人工授精による不妊治療中の方へ
タイミング療法または人工授精にて治療をおこなっている方におすすめの検査です。
基本の検査
検査 | 検査内容 | 費用(税込) |
---|---|---|
精液検査 | 一般精液検査 | 6,600円 |
血液検査 | ホルモン(8,800円)、亜鉛(1,500円)、 風疹抗体価(3,500円) |
13,800円 |
超音波検査 | 精巣超音波 | 6,000円 |
値段:26,400円(税込)
別途、初診料・再診料がかかります
追加の検査
こんな方には追加の検査がおすすめです
検査 | 費用(税込) | |
---|---|---|
・パートナーの年齢が35歳以上 ・人工授精を予定している |
血液検査:梅毒・B型肝炎・C型肝炎・HIV | 7,000円 |
・パートナーがクラミジア陽性だった ・性感染症が心配 |
尿検査:淋菌・クラミジア・トリコモナス・マイコプラズマ | 15,000円 |
・精索静脈瘤を指摘されたことがある ・現在の年齢が40歳以上 ・流産を繰り返している |
精液検査:高度精液検査(DFI/ORP) | 22,000円 |
・毎回精子濃度が500万/ml (5.0x10⁶/ml) 以下の方 | 染色体検査 | 33,000円 |
AZF検査 | 44,000円 |
体外受精・顕微授精による不妊治療中の方へ
体外受精または顕微授精にて治療をおこなっている方におすすめの検査です。
基本の検査
検査 | 検査内容 | 費用(税込) |
---|---|---|
精液検査 | 一般精液検査 | 6,600円 |
血液検査 | ホルモン(8,800円)、亜鉛(1,500円)、 風疹抗体価(3,500円) |
13,800円 |
超音波検査 | 精巣超音波 | 6,000円 |
値段:26,400円(税込)
別途、初診料・再診料がかかります
追加の検査
こんな方には追加の検査がおすすめです
検査 | 費用(税込) | |
---|---|---|
・採卵した卵子の数の割に凍結できた受精卵の数が少ない ・精索静脈瘤を指摘されたことがある ・現在の年齢が40歳以上 ・流産を繰り返している |
精液検査:高度精液検査(DFI/ORP) | 22,000円 |
・毎回精子濃度が500万/ml (5.0x10⁶/ml) 以下の方 | 染色体検査 | 33,000円 |
AZF検査 | 44,000円 |
検査内容について
精子の検査
一般精液検査
精液の量、精子の数や運動率などを評価します。
WHOにより定められた基準値と比較することで自然妊娠の可能性について説明します。
高度精液検査
精子DNA断片化率(DFI)
精子のDNAは普通の細胞と比較してダメージを受けやすいことが知られています。妊孕性のある方でもDNAにダメージを受けた精子を含んでいますが、男性不妊の方はその割合が高くなることが知られています。一般的な精液検査だけでわからない情報を知ることで、治療の方針決定や評価に役立てます。
酸化還元電位(ORP)
精子DNA損傷に関連する精液中の酸化還元電位を測定します。これは酸化ストレスと抗酸化力のバランスを反映する値になります。DFIと同時に測定することで、酸化ストレスに対する抗酸化力を知り治療方針の決定や、治療効果の判定に用いられます。
精子をつくる
精巣超音波検査(精子を作っているところの検査)
精子は精巣の中の精細管という細い管の中で毎日作られています。精子の元になる細胞が精子になって、射精されるまで約3ヶ月かかると言われています。超音波検査では精子をつくる場所である精巣をチェックします。精巣超音波では精巣内に腫瘍などの異常がないか、精子の通り道である精巣上体に異常がないか、男性不妊の原因となる精索静脈瘤という血管の異常がないかをチェクします。
ホルモン検査(精子をつくるために必要なホルモンの検査)
精巣で精子が作られるためには、下垂体という脳の一部から精子をつくるためのホルモンが分泌される必要があります。このホルモンが正常に分泌されているか、精子をつくることに関連する男性ホルモンなどの値に問題がないかを調べることで、精子がつくられている状況を把握するとともに、治療方針を決定する際に重要な検査になります。
感染症検査
血液や精液を介して感染してしまうB型肝炎、C型肝炎、梅毒、HIVの検査が基本的な感染症検査になります。性交渉にて感染するクラミジアや淋菌の検査、近年話題となっている非淋菌性非クラミジア性尿道炎の原因となるマイコプラズマ、トリコモナスなどについても検査することが可能です。基本的な検査となるB型肝炎、C型肝炎、梅毒、HIVの検査については、奥様が婦人科で検査される際にチェックされることが多く、男性も一緒に検査することが推奨されています。
- 感染症検査1:(B型肝炎、C型肝炎、梅毒、HIV)
- 感染症検査2:(B型肝炎、C型肝炎、梅毒、HIV、淋菌、クラミジア)
- 感染症検査3:(B型肝炎、C型肝炎、梅毒、HIV、マイコプラズマ、トリコモナス)
*風疹抗体の有無についても検査を行うことができます。